担任の先生の第一声は、「Kさんは、いい幼児期を過ごされたんですね」 でした。

この言葉がどんなに嬉しかったか、また支えになったかは言葉では言い表せません。

コロナ中で小学校の入学式もなく、小学校生活がスタートしたのは6月。

私にとっても小学校生活は未知の世界でしたし、 通常のスタートではなかったこともあり、 娘が1年生になった喜びよりも、大丈夫かなという心配する気持ちの方が大きかったように思います。

このように始まった小学校生活、あっという間に夏休みになり、担任の先生とゆっくりお話しできたのは1年生2学期での懇談時でした。

 

そして上記の様にお話が始まったのです。

自然の感じ方、また周りのお友だちや先生との関わり方をみて先生はそう感じられたようです。

思えばそれは幼児期を自然豊かな環境で、主体性を大切にした保育の中で過ごせたからだと幼稚園と先生方への感謝の気持ちで一杯になりました。

幼稚園の門を通ると季節の匂いがします。

四季折々の植物や花、野菜、果実、 木の実そして虫などの生き物たちがいつも身近にある環境でした。

毎日五感をフルに使って遊びこめる環境であったこと、またみんなで意見を分かち合い、 お友達の話にしっかりと耳を傾けること、困っている子がいたら寄り添うことも幼稚園生活の中で自然と身に着けていたのだと思います。

娘は小学校高学年になりました。

クラスのリーダーのようなタイプではありませんが、いつも穏やかで 「自分は自分」 という感覚をしっかりと持っているように感じます。

これからも彼女の良いところを大切に大きくなってほしいと思っています。

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